【徹底調査!】安い制汗剤と高い制汗剤の違いって何?

こんにちは、アメリカ並みのワキガ教育を受けてきたSMELLです!
嘘です!!
ちなみに、アメリカは小学校からワキガ教育をしているんです。
今回も質問に答えていきます。
◆質問内容
多くのご質問ありがとうございます!!
安い制汗剤と高い制汗剤の違いとは
『どの制汗剤を使えば良いかわからないし、高いやつってほんとに効くの?』
と思っている方も多いと思います。
実際にLINE相談にもこのような疑問を持たれた方がいらっしゃいます。
実は、値段が高いからといって効果が高いわけではありません。
では高いものと安いものでは何が違うのか。
そして、みなさんが一番気にする効果の差はどれくらいあるのか?
この記事を読み終わる頃には、きっとあなたも『自分に合う制汗剤はこれだ!』となるはずです!
今回は、『安い・高い制汗剤の違い。効果の差』について詳しく解説していきます。
違いの差は成分にある?
これには100円〜数千円するものまで様々な価格帯がありますよね。
ものには値段がありますが、こんなにも価格帯に差がついてしまうのはどうしてでしょうか?
要因のひとつは『有効成分』にありました。
では、安いものにはどのような成分が含まれているのでしょうか。
値段の安い商品の成分
◆100円均一でお馴染み、ダイソー商品の脇に塗る『DEO-LO』
こちらの商品の有効成分にご覧下さい。
数ある有効成分の中でも、最も含まれているのは、『クロルヒドロキシアルミニウム』という成分です。
この成分の特徴は以下の通りです。
クロルヒドロキシアルミニウムの特徴
・収れん作用
・ゲル化しやすい
収れん作用とは、肌を引き締めたり、発汗をおさえる作用で皮脂線や汗腺の開口部のタンパク質に結合し、凝固、収縮させる作用があります。
ゲル化とは、文字通りドロドロっとすることで、発汗した水分を吸収して汗腺を閉塞し発汗量を抑制します。
ほかにも作用はありますが、主にこの二つの作用によって、発汗を防いでいます。
そして、次に多い成分として『イソプロピルメチルフェノール』が含まれています。
ニオイ物質の生成は、アポクリン腺や皮脂腺から出る有機物(タンパク質や脂質等)と皮膚常在菌が反応して起こります。
この『イソプロピルメチルフェノール』は、皮膚上にある常在菌を殺菌することで、ニオイ物質の発生を抑制しています。
100円の商品ながら、効果は十分にあると考えられます。
一方の値段の高いものを見てみましょう。
値段の高い商品の成分
◆A社 脇に塗るデオドラントクリーム 定価:6,580円(税別)
この成分を見て何かに気がつきませんか・・・
『クロルヒドロキシアルミニウム』に『イソプロピルメチルフェノール』が含まれており、先ほどご紹介した100円の制汗剤と同じ有効成分なのです。
ちなみに有効成分とは、『法的に認められた効果のある成分』のことです。
『ワキガ臭を防ぐ!』といった制汗剤であれば、『法的に認められている脇の臭いを抑える成分=有効成分』になります。
今回ご紹介した、100円の制汗剤と、税込約7,000円の有効成分は同じであること。
言い換えると、法的に認められた根拠のある有効成分が同じであること。
すなわち、制汗剤としての効果はそこまで変わらないということです。
それに、高い商品でこの有効成分の組み合わせは結構ありますね・・・
※有効成分の配合量により効果の差はありますが、両方とも医薬部外品であり法律で決められた範囲での配合量であるため、効果の大差は無いと考えられます。
むしろ100円で7,000円と同じ効果を得られるのであれば、一般消費者は100円で満足するのではないでしょうか。
それでもなぜ、100円や安い制汗剤に満足しない人が多いのでしょうか。
◆100円や安い制汗剤に満足しない理由
・有効成分まで見ていない、見てもよく分からない
・100円=安い=効果がないと思い込んでいる
・広告や口コミ数が少ないので、商品の価値が分からない
値段の高い制汗剤の中には、高い成分を使っている制汗剤もあるので、それこそが質が高い制汗剤と言えるでしょう。
今回ご紹介したA社の商品は、ちょっと高い感じはしますね。
成分のここに注意しよう
安い制汗剤と高い制汗剤はものによりますが、効果の大差は無いことがわかりました。
クロルヒドロキシアルミニウムに含まれる有効成分の特徴を振り返ってみましょう。
収れん作用とは、肌を引き締めたり、発汗をおさえる作用で皮脂線や汗腺の開口部のタンパク質に結合し、凝固、収縮させる作用があります。
『肌を引き締めたり、発汗をおさえる作用』にご注目ください。
制汗剤のCMでよく、「瞬間!汗をブロック!」と宣伝しておりますが、これは汗腺を塞いで発汗を抑制しています。
汗腺を塞ぐと確かに汗が出てこないのでニオイ物質を生成しないかもしれませんが、お風呂に入ると制汗剤の効果は一瞬で流れ落ちます。
要するに、その場しのぎの対策なのです。
それにもう一つ。
汗腺を塞ぐとどうなるでしょうか。
汗が出なくなります。
実は、これは体にとって良くないことです。
理由は以下の通りです。
◆汗腺を塞ぐと体に起こる影響
・体に汗がこもり発汗できないことで、熱中症につながる恐れがある
・臭い汗が体内に残り腐敗し、さらに臭くなる
・汗腺付近が炎症し、皮膚のかゆみやかぶれにつながる
さらに、イソプロピルメチルフェノールはニオイ物質抑制のために常在菌を殺菌しますが、反対に悪い菌の繁殖を抑えられなくなり、体臭は悪化します。
要するに、制汗剤を使用することによりニオイを消すとは逆に、ニオイを増すだけでなく、体内にも影響を及ぼしているのです。
これは私だけの見解ではなく、東京美容科学研究所所長も同様に論じています。
https://biz-journal.jp/2016/07/post_16000_2.html
体に影響が出ても良いのであれば、制汗剤をこまめに塗ることで脇のニオイは抑えられますが、長く使用するには脇のニオイの悩みは解消されないだけでなく、リスクが高いと言えます。
ではどのようにして脇のニオイを防げるのでしょうか。
これまで書いてきた今回の記事に、そのヒントは隠されていたのです。
自分に合った制汗剤の選び方
自分にはどんな制汗剤が合うか。
その答えは、『その成分に合う使い方が、自分のライフスタイルに合うか』です。
今回ご紹介した商品で言えば、汗腺を塞いだり常在菌を殺菌する作用があるので、
『汗腺を塞がない程度に、常在菌をなくしすぎないように塗り、汗を溜めないようにこまめに汗を拭き取ることが、自分のライフスタイルに合うか』といったところでしょうか。
なかなか難しいですし、こんなこと気にして使いたくないですよね・・・
もうひとつの選択しとしては、制汗剤を選ばないということです。
では他に何があるのか。
制汗剤から学んだように、汗はかいたほうが良いですし、常在菌は殺菌しすぎないほうがいいですよね。
外的作用が適さない場合は、体の中から変えて臭わない汗にすることです。
体の中から変える方法は、『食生活』『運動』『ストレス改善』この3つが主です。
※『食事』『運動』『ストレス改善』で体内改善する仕組みと方法の詳細は別記事でご紹介します。
この3つを改善すれば、体内から汗が出ても臭うことがないですし、制汗剤のような副作用はありません。
しかし、ストレス改善といっても簡単にできることではありませんし、運動もなかなか長続きできる人も多くありません。
できたとしても食改善。
とはいえ、肉中心の人が野菜中心の生活になるなんて難しいですし、野菜ばっかりの生活は嫌ですよね。
そこで、気軽に簡単に続けやすく、そして体の中から汗の臭いを抑制するサプリメントが有効と考えます。
◆サプリメントで得られるその他のメリット
・カロリーが抑えられ、ダイエットしている人にも効果的
・制汗剤のように気になった時に塗るのではなく朝と晩に飲むものが多く、持ち運びしなくても良い
・制汗剤のように汗の臭いと混ざって変なにおいを出さない
今では、数多くの体臭サプリメント商品がありますので、ぜひ取り入れて見てはいかがですか。
>>男性向けの体臭サプリメントのおすすめと、正しい選び方はこちら
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、『安い制汗剤と高い制汗剤の違いって何?』についてご紹介しました。
今回の記事のおさらいです。
✔値段が高いといって必ずしも効果が高いとは言えない
✔自分に合う選び方は、成分に合う使い方が自分のライフスタイルに合うかどうか
✔体内に危険が及ぶ可能性があり、逆にニオイを増す事に繋がりかねない
✔体内から変えていくことが、汗のニオイ改善に効果がある
食生活の乱れ、運動しすぎない、ストレス改善も体内からの汗の臭い改善に効果的ですので、毎日走る!まではしなくても良いですがほどほどに、まずは整えることから始めてみてもいいですね。
それではまた、次回!お楽しみに!!
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